ふざけてるわけじゃないだろうけど、物申したい気持ちはすごくよくわかる。

おそらくほとんどの卒業生がこういったファイン系アートの方向で飯を食っていきたくてもいけないし、この展示で良い就職をする為の実績を残したい卒業生もたくさんいるはず。少なくとも僕が知ってる美大生の多くはそういう苦悩を経て社会人として普通の会社に就職して暮らしてる。

世間一般の理解を「理解できないのはセンスがないから」みたいなこと言って蔑ろにしてるひとこそ本当にセンスがないと思う。アートだからってなんでも裏切ればかっこいいわけじゃない、訴えかけたいものがあって真剣に向き合ってやってきてこれからの人生もかけて臨んでる出展者がいるんだからそれなりのものを出さなきゃいけなかったわけだけど、擁護してるブコメのほとんどが感動はしてないよね?するほどのものにはなってない、ファインアートとしてじっくりと鑑賞して味わうほど高いクオリティには仕上がってないと思うけど、どうだろうか。。

このDMで良いと思った人はちゃんと足を運んで、目にする作品群と比べてみて欲しい。僕が今まで見た卒展の中にはもっとたくさんの人が凄いと感じてくれるようなものもあった。アーティストにならなかった人が作ったものの中、で。

インターステラー

 

Amazonプライム会員特典になったからすぐ見た。やっぱり素晴らしいなあ

二組の親娘の物語が基本だけど、自分にとってはやっぱりマン博士のことがすごく印象深い。自らの死を目の前に怒りの炎を燃やし続ける困難さ、寂しさに負けてしまう人間らしさが愛おしくなってくる。実際、ほとんどの人は人類の進化を感じぬまま死ぬ。子供を産み育て命の輪をつないだとしても、人類がいまだかつて逃れえなかった魂の孤独や生き物としての時間的な限界を突破することもなく、死んでしまう。

クーパーが死の恐怖に抗うことができたのはブラックホールに赴くほどの冒険の機会に巡り会えたからこそだけど、マン博士に共感してる自分はやっぱり怖気付いてしまうだろうなあ。今はもう若い頃ほど怒りを感じなくなってしまった

読書感想文「渋谷で働く社長の告白」

 

abemaTVの事業を見ててサイバーエージェントが気になっていたので読んでみた

誰か他の人がいるとサボってしまう癖があって仕事もプライベートも熱中することがなくなってしまった今の自分にちょうどいい薬になった気がした

優秀な人を求めてると書いてる藤田さんには悪いけど、この本を読んで本当に共感した人はサイバーエージェントへは入らなさそう

宇野さんに叱咤されたからだけではない藤田さん自身の孤独と戦う姿勢が素晴らしいと感じるのだし、恩人や集まってきてくれた人を裏切っていると自分を責めてしまう弱さを好きになるので、友達になりたいと思う。友達に何を求めてるかをみるとやはり対等に張り合える情熱だし、同じ卓を囲うことだからサイバーエージェントへ加わった後から成長してそこへ行くのは叶わなさそうだから

できれば、他の方法で出会いたい。仕事を買ってもらえるような