また会う日まで(前編)


中学生の時からの親友と距離を置いている


以降はKと呼ぶ


Kとは中学で初めて会った

出席番号が一つ違いだったから最初の席順で私の後ろにKが座っていた


色々な所から生徒が集まった学校だから知らないひと同士が多い


始業式の開始を待つ教室で、

Kは斜め前に座っていたA君の机をガンガン蹴りつけて高笑いしてた


すごく恐かった



これが不良かぁ


と思ったけど

数週間後にはそいつとつるんで夜中に町を徘徊してた



ある日、家に遊びに来たKに居留守を使ってしまった事で、Kから無視されるようになってしまった

約二年間



その間、私は別の友達と遊んだり部活にのめり込んだりして

イジメられたりする事も無かった

中2のクラスは別々で、お互いの友達が綺麗にそれぞれのクラスに別れていた


特別孤独では無かったけど、

気が合うKとの漫才みたいなやりとりが無くなって、どこか物足りなさを感じながら過ごしていた


…後編につづく