「ザ・インタープリター」を見ました。
ショーンペンとニコールキッドマンが好きだから手にとりました。
私はあまり役者で映画を選びません。
役者で選ぶとほとんど期待はずれになるからです。特にアメリカ映画は。
だけどこの二人は特別なのです。
ショーンペンの顔は見ているとなんだか、
親戚の優しいおじさんみたいな感じがしてとても暖かい気持ちになります。
ニコールキッドマンの勝気な面構えは、
女性としての魅力を臆面もなくアピールしていてとても気持ちがいいです。
なんといっても二人の演技派の芝居と芝居のぶつかり合いが良い。
ある事件をきっかけに出会う二人の心に傷を負った男と女。
そして苦しみを乗り越えていこうとする人間のせつなさが交錯する中で、
世界政治の中心地で渦巻く陰謀が繰り広げられていく。
悲しみと必死で向き合おうとし、
そして乗り越えようと苦悩する人間の姿が切なく描かれている秀作だと思います。
是非ご覧ください。