自由と孤独は表裏一体。自立して世田谷に住んでた頃


絵に描いたような貧乏で

ユニットバスでコインランドリー行きは当たり前、酷い時は素の焼きそばで命をつないでた


駅が近くて便利だったけど、自転車置き場が無い

甲州街道沿いだから夜中もうるさいし、部屋が軽く揺れる



始めて自立して孤独だったけど自由があったから幸せだった




でも、

大家で管理人のばーさんがうるさ過ぎて半端じゃない


ゴミ出しを始め、扉を閉める音だとか布団の干し方だとか

しまいにゃ、ポストから部屋の中を覗き見したりする



ある日、

隣の部屋にかなり若い男の子が入居してきた

まだ18歳にもならなそうなくらい


夜勤職だったみたいで夜中にシャワー浴びてたらしいんだが、

突然、湯が止まった


それまでばーさんから散々口うるさく言われてイラついてた彼は、

夜中に管理人室に突入して鉄格子の小窓を蹴破り

「ババーぁ!殺す!ババぁマジ殺す!!」




一晩中管理人室の周りを破壊しまくって喚き散らした挙げ句、

親と警察に連れて行かれちゃいました