<span style="font-weight:bold;font-size:x-large;">勉強の記録1</span>


携帯電話その1


「ホームメモリ」




一般の固定電話機は固定されているためいつも同じNTT交換機に接続されている。


しかし携帯電話の場合は、移動体である為にいつも同じ交換機を経由して電話網に接続するわけにはいかない。


当たり前だ、

いくら携帯電話の電波が遠くまで届くようになったからといって、東京で買った携帯を大阪で使う時に、京都からの電話を大阪でうけたいと思ったら一旦電波を東京まで飛ばして、そこから京都に接続するなどナンセンスだからだ。


非効率。




そこで携帯電話の電話網には、固定電話とは異なるシステムで工夫がされている。


携帯電話の交換機には「ホームメモリ」と呼ばれるものが設置されていて、一つの携帯電話に一つずつ用意されている。

この「ホームメモリ」には、該当する携帯電話が今どこの位置にいるのかが記録される。携帯電話の端末は、暫時事あるごとに今どこの位置に端末があるかを「ホームメモリ」に送信し、記録していく。


又、各交換機にはその交換機自身に含まれていない「ホームメモリ」の場所がどこの交換機にあるかが記録されている。




電話をかける際に必要な情報は「自分の位置」と「相手の位置」である。どこからどこにかけるかがわかれば、あとは間を適当な順路を設定して埋めてしまえば接続できる。



例:


携帯電話で電話をかける際に、相手の電話番号をプッシュして通話ボタンを押す。


すると直近の交換機が自身のデータベースからその番号に該当する「ホームメモリ」のアドレスを探す。


アドレスが判明したら交換機は該当の「ホームメモリ」に問い合わせて、相手の携帯電話が今どこにいるかを調べる。


相手の携帯電話の位置が判明したら、そこに一番近い交換機に接続して、相手の携帯電話を呼び出す。



※もし間違い等ございましたら、ご訂正ご指導の程よろしくお願いいたします。