<span style="font-weight:bold;font-size:x-large;">「知的複眼思考法」を読んで</span>


こういった啓発系の本は元々あまり読んだことが無い。

だから読み方がよくわからなかった。
というか、しっくりくる納得の仕方を知らなかった。


元々はてなブックマークでよく人気記事に登場する

わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

のサイトで発見し、興味が出て購入して読んでみたものだった。


最初から特にロジカルシンキングに興味があった訳ではなかったけど、

「スゴい本」として紹介されているし、

紹介者のブロガーの人も読書のベテランらしいのでとりあえず読んだ。


確かに解りやすかった。

少ないテーマを丁寧に理解させるやり方は予備校の講師を思わせる。

暗記量よりも質の高い理解で知識を広く深くさせるのが本質的な学習

だと僕は思っているので、著者にとても共感がもてた。


ただ僕の考えでは、

ロジカルシンキングは無意識にできるからこそ意味があるんじゃないかと思う。


ある程度トレーニングするのは必要かもしれないが、

一々意識してロジカルシンキングをしようとしていると

あっという間に時間が無くなってしまうからだ。


そういう意味で、

この本を読んでロジカルシンキング人間にすぐなれるかと言えば、

答えはNOだと思う。


しかし考え方の幅を広げることができるという大きなメリットもある。



総合的な評価を一言で言うと、


「入門書として読んで意味があったと思えるが、
それ以上のものではない」




といったところなんじゃないでしょうか。